Loading

はじめに

「ほらみてみぃ」は新建築家技術者集団大阪支部のメンバーが中心となって、作成する小冊子です。
「ほらみてみぃ」では様々な方の参加をお待ちしております。
このサイト及び小冊子をはじめるにあたってのコンセプトは以下の通りです。

ほらみてみぃ

ほらみてみぃ」とは年長者や経験者の忠告に従わずに無謀に挑戦した結果、忠告通りにうまくいかなかった時に浴びる大阪弁で、標準語的には「そらみたことか」という感じでしょうか。特に子供の頃にはさんざん浴びせられますが、その数だけ人は成長します。短絡的に成長の過程を示すと以下のようなやり取りになります。

「やめといた方がエエで」
「いけるいける」
「やっぱりアカンかったわ」
ほらみてみぃ
「いけると思ったんやけどなぁ」

この失敗から問題、課題を見出し、工夫を凝らして改善した結果、次のように反転します。

「やめといた方がエエで」
「いろいろ考えて工夫したんや、今度はいける」
「ほぉ、いけたやん、すごいなぁ」
ほらみてみぃ

具体的には、たとえばコーポラティプハウスは「みんなで土地を買って、みんなでつくるって、誰がお金貸してくれんのよ、間取り自由って竪管通らへんやん、無理無理、やめとき」と言われましたが「ほらみてみぃ、みんな幸せに暮らしてるやん」。
あるいは35年前のマンション大規模修繕では「修繕や塗装に設計なんかいらんやろ、誰もお金出さへんで、やめとき」「ボランティアになってしもたわ」ということでしたが、35年後「お前、最近大規模修繕やってるらしいやん、35年前オレにやめとけて言うたよな」「ほらみてみぃ」という具合です。

このたわいもない大阪弁には、は単に「言わんこっちゃない」と、失敗を非難、指弾するだけではなく、問題、課題の抽出や解決のための工夫、研究を促す、あるいはそれを期待する意味合いが込められています。課題解決を探求することで、人は成長し、社会や技術の発展につながります。

小冊子「ほらみてみぃ」及び当サイトは、建築まちづくりにおける大小の「ほらみてみぃ」をたくさん集め、既成概念にとらわれずに建築まちづくりを通じて人々の幸せを探求してきた実践例から、今後の展望の示唆を試みたものです。

2020年1月 大槻 博司

PAGE TOP